モデル名 美蕾(みらい)
2018年11月下旬から謳歌と肉体関係中
高知県20代半ば
口淫・自慰共に経験ナシ
経験人数 3人
DV彼氏と8年同棲中
明るく元気な子
日常生活ではS ベットの上ではM
ベットの上では超超超恥ずかしがり屋
恥ずかしがり屋LvMAX
野外系・羞恥心系に興奮する模様
フルーツタルト系好き
食欲6割 性欲4割の割合で満たすM女契約中
お疲れ様です!
【繋縛師 人生謳歌】でございます!
12月に入ってから色々と忙しい謳歌
自分専用のホームページを1から作成
溜まったM女さんとのアダルト日誌の原稿書き
そして、急に増えた体験依頼
病気の為、睡眠時間もしっかり確保しなきゃダメなんで、なんせ時間が足りない(笑)
一方、師走の忙しさで休みが無い美蕾
約20日程、プレイ&デートが出来ておりません
なので、寂しがり屋な美蕾の為に少しでも会える時間を作る為に、美蕾の仕事が終わってから一緒に夜ご飯を食べるようにしてきたこの20日間
時間は午前0時過ぎ、仕事終わりの美蕾と待ち合わせ
美蕾「お疲れ様~」
待ち合わせ場所で謳歌の車に乗り込んでくる美蕾
出会い系サイトからの依頼メールに返信を書きながら、声を掛ける謳歌
謳歌「お疲れ様!」
「忙しかったか?」
美蕾「うん、けっこうバタバタした~」
助手席で少し疲れた表情を見せ、謳歌の左肩にもたれかかってくる美蕾
そんな美蕾の頭を撫でながら、ふと目に止まる【1本の薔薇の花】
謳歌「どういた? その薔薇」
美蕾「お客さんにもらっちゃった(笑)」
「良かったら持って帰ってくれん? 捨てるのもアレやし」
謳歌「まぁ、それ持って帰っても彼氏に暴力振られるだけやしな~何なこれ!って」
美蕾「確実に暴れるね(笑)」
謳歌「ってかよ、受け取ったの?」
美蕾「うん! くれたからね(笑)」
謳歌「いや、それ薔薇やから意味あるよ~汗」
美蕾「えっ? そうなん!?」
謳歌「そうやで!」
「え!? 知らんかったの?」
美蕾「全く知らん(笑)」
驚いた表情を見せる美蕾
謳歌【マジか・・汗】
美蕾「でもよ、普通にくれたよ! はい!って」
謳歌「多分、意味を調べるやろ~って、ちゃんと通じると思って渡したんちゃうかな?汗」
美蕾「そうなんかな?」
謳歌「普通は、薔薇は本数で全部、意味があるって事位知ってるからね(笑)」
美蕾「ヤバい! 私、全く知らん(笑)」
謳歌「本数で全部意味が決まってるわ~」
「ちょっと待ってな~調べるわ汗」
スマホで検索する謳歌
「え~っと出てきたわ」
美蕾「どれ~~?」
謳歌にくっつきながら、スマホ画面を覗き込む美蕾
謳歌「これよ・・」
薔薇の本数による意味
■1本 「一目ぼれ」「あなたしかいない」
■2本 「この世界は二人だけ」
■3本 「愛しています」「告白」
■4本 「死ぬまで気持ちは変わりません」
■5本 「あなたに出会えた事の心からの喜び」
■6本 「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
■7本 「ひそかな愛」
■8本 「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
■9本 「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
■10本「あなたは全てが完璧」
■11本「最愛」
■12本「私と付き合ってください」
■13本「永遠の友情」
■21本「あなただけに尽くします」
■24本「一日中思っています」
■50本「恒久」
■99本「永遠の愛、ずっと好きだった」
■100本「100%の愛」
■101本「これ以上ないほど愛しています」
■108本「結婚して下さい」
■365本「あなたが毎日恋しい」
■999本「何度生まれ変わってもあなたを愛する」
美蕾「うわぁ! ほんまや!」
謳歌「うん、全部決まってるんやで汗」
「で、色でも決まってるわ!」
美蕾「色もなん!?」
謳歌「ほら、これ~」
■赤色 「あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」「美貌」
■白色 「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「純潔」「清純」
■ピンク色 「しとやか」「上品」「可愛い人」「美しい少女」「愛の誓い」
■青色 「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」
■黄色 「友情」「平和」「愛の告白」
■オレンジ色 「無邪気」「魅惑」「絆」「信頼」
■緑色 「穏やか」「希望を持ち得る」
■紫色 「誇り」「気品」「尊敬」
■緋色 「灼熱の恋」
■濃紅色 「内気」「恥ずかしさ」
■紅色 「死ぬほど恋焦がれています」
■黒色 「貴方はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛、永遠の愛」
■虹色 「無限の可能性」
■絞り模様の薔薇 「満足」
■ドット柄の薔薇 「君を忘れない」
謳歌「なぁ~?」
美蕾「マジかぁ~汗」
謳歌「赤の薔薇が1本やからさ・・」
「赤であなたを愛してます・熱烈な恋」
「1本で、一目ぼれ・あなたしかいない」
「赤の薔薇1本で、熱烈な一目ぼれ! ってとこやないか?」
美蕾「まいったね~これわ」
「受け取ってもぅ~たぁ~」
謳歌「薔薇に関しては意味がある! って事位知っちょかな~(笑)」
美蕾「知らんし~そんな事~(笑)」
「ってか、なんで謳歌ちゃんは知ってるんよ~!?」
「誰か他の女にあげた事あるん!?」
口を尖らせて謳歌を睨む美蕾
謳歌「無いわ(笑)」
「恋愛してないって言うてるやん(笑)」
美蕾「ほんまかぁ!?」
更に口を尖らせる美蕾
謳歌「ほんまや(笑)」
美蕾「じゃあ、何で知ってるんよ!?」
謳歌「韓流ドラマよや(笑)」
美蕾「韓流ドラマ?」
謳歌「そうそう、お母さんが好きやきよ~」
「常にリビングのテレビに流れてるから、飯食べる時に嫌でも頭に入ってくるわ(笑)」
美蕾「あ、言うてたな! 韓流ドラマ好きって(笑)」
謳歌「そうや(笑)」
美蕾「そんなに薔薇出てくるもんなん、韓流ドラマって?」
謳歌「出て来るな~タキシード着て薔薇の花束な(笑)」
「よく見るわ(笑)」
「それで調べた事があるだけよ」
美蕾「納得(笑)」
謳歌「ってか、俺が問い詰められる理由無いと思うけど?(笑)」
美蕾「無いな(笑)」
謳歌「やろ?」
美蕾「ごめんごめん、許して(笑)」
謳歌「まぁ、ええけどな(笑)」
美蕾「じゃあOK(笑)」
謳歌「何がOKなんか分からんけどな(笑)」
美蕾「えへへへ」
謳歌「やき、まぁ便利よな~意味知ってたらさぁ~」
「薔薇1本でオシャレなアプローチの仕方出来るし、金銭的にもお手軽やしな~」
「他の男と差を付けるには便利な手よな~男からしたら」
美蕾「そうなんやね~私、全然知らんかったわぁ」
謳歌「しゃべった事あるん?」
美蕾「お客さんやからね~」
「よく来るなぁ~とは思ってたけどな(笑)」
謳歌「連絡先とか知ってるん?」
美蕾「知らんなぁ~教えてないし」
謳歌「ってか、凄いな~その男も(笑)」
美蕾「なんでぇ~?」
謳歌「いや、だってよ、連絡先も知らんで好きになった女性によ、薔薇を手渡すんやろ?」
美蕾「うん・・」
謳歌「その相手に彼氏が居るとかさ、別れて別の男に乗り換えようとしゆうとか分からんで手渡すんやで?」
「で、渡した薔薇が俺の家に飾られるんやで・・」
「思いの末路が可哀想やろ(笑)」
美蕾「まぁな・・」
謳歌「せめて、彼氏関係とか男性関係を他の従業員に調べてからにせん?w」
美蕾「確かに、それは思う(笑)」
謳歌「凄いと思うわ~」
「俺やったら、いややな~絶対、男関係調べてからにするわ!」
美蕾「私が居らん日に、他の子に聞いたとか?」
謳歌「聞いててアプローチ~?」
美蕾「うん」
謳歌「余程、自分に自信が無いと出来んやろ」
美蕾「ないかぁ(笑)」
謳歌「分からんけどな~」
「今日14日やろ・・」
美蕾「もう15日やで~日付け変わっちゃったから(笑)」
謳歌「そうか、15日か」
美蕾「うん」
謳歌「12月15日、クリスマスまで後10日」
「ここで告白が上手くいけば、25日に一緒に過ごしませんか?って言えるし」
「初デートがクリスマスってのもシャレてるわなぁ~ケーキの予約も間に合うしな」
美蕾「どうしよう(笑)」
謳歌「スルーでいいんじゃない?」
「何の意味も知らんで、後からも調べんかったって事で」
「それで更にグイグイ来るなら、その時に言えばえいろ~同棲してる彼氏居ます!って」
美蕾「そやね! そうしよう(笑)」
謳歌「で、これ俺の家に飾るん?」
美蕾「うん、ママにあげて(笑)」
謳歌「いや、お母さんも困るやろ(笑)」
美蕾「困るかなぁ?」
謳歌「どう~考えても困るやろ~会った事も無い子から薔薇もらっても(笑)」
美蕾「困るか(笑)」
謳歌「困るわ(笑)」
「どうしようかなぁ~」
美蕾「どうしようねぇ~」
再び、謳歌の肩にもたれかかる美蕾
謳歌「あ、仏壇に飾るわ~」
「菊の花が枯れ始めてたから(笑)」
「先祖に、美蕾からって言うとくわ(笑)」
美蕾「了解、そうして(笑)」
謳歌「よっしゃ、じゃぁ~飯食いに行こうか」
美蕾「そうしましょう~」
謳歌の腕に抱きつく美蕾
まぁ、モテますからね~この子(笑)
ナンパも凄いですから
歩きながら電話中にナンパされる事もありますから~電話相手が謳歌なんでナンパしてる声が聞こえるってゆうね
アプローチしたくなる男性の気持ちも分かりますよ

最近、常連になりつつあるファミレスでの夜ご飯
サラダをシェアしながらの好きなメニューを食べる2人
美蕾「あんなぁ、お願いがあるんやけどなぁ」
謳歌「ん?どういた?」
チーズインハンバーグを食べながら、顔を上げ美蕾の方を見る謳歌
美蕾「家に行っていい? お願い!」
謳歌【・・・・】
「どういた、急に?」
美蕾「行きたいの! お願い!」
謳歌【・・・・】
「理由は?」
美蕾「家に炬燵無いから、炬燵に入りたい(笑)」
「炬燵入るだけやき、何もせんき!ね? お願い~!」
謳歌「いや、それさ~、男が必死に女の子の家に上がり込もうとしてる時に使う手やん(笑)」
「何もせんき~、お茶を飲むだけやき~って(笑)」
美蕾「そっかぁ(笑)」
笑う美蕾
「ねぇ、いいろ?」
謳歌「1番長く続いたM女ですら、俺の家を知らんのやけど?」
美蕾「うん、知ってる」
謳歌「19歳の時の彼女すら俺の家に上がった事無いんやけど?」
美蕾「うん、知ってる」
謳歌「俺の家に上がるって事がどれ程の事か分かってる?」
美蕾「分かってるよ!特別な事なんやろ?」
謳歌「特別どころか、嫁になる女だけやろうなぁ~」
美蕾「私、人見知りせんから、ママと上手くやる自信ある!」
謳歌「いや、会ってもらえんやろうな~」
美蕾「そうなん!?」
謳歌「最初の1回だけやろうな~会えたとしても(笑)」
「常に言われてるからな、女の紹介は結婚が決まった相手だけでいい!」
「それ以外は会わせんでいい、会う気無いから! って」
美蕾「そうなんや~ママ」
謳歌「そうそう、俺と一緒で自分の世界で生きてるから、他人に気を使いたくないし、他人に興味も無いな~ずっと韓流ドラマ見てるわ」
「後、氷川きよしのDVDな(笑)」
「友達だけを大事にしてるわ~自分のルールがあるし、自分の生活リズムも崩されたくない人やから」
「だから、お母さんに気に入られてのポイント稼ぎみたいな事は通用せんな!」
美蕾「でも、謳歌ちゃんの母親って感じやね(笑)」
謳歌「こうゆう部分は親子やとおもうな(笑)」
美蕾「そっかぁ~」
謳歌「分かりやすいから、結婚してからの姑としての攻略は楽やけどな」
「夫婦の事で迷惑掛けんかったら大丈夫や~関わってくる事もないわ」
「孫の面倒も見るタイプじゃないきな、心臓悪いから自分の体調管理で精一杯やからな」
美蕾「ふんふん」
謳歌「色々病気持ちやから、週に1回ケーキでも買って”生きちゅうかぁ?”って玄関先で聞くだけでいいわ」
美蕾「え!? 上がらんの?」
謳歌「上がったら、お母さんが嫁に気を使うやろ(笑)」
「気を使うのが嫌な人やきな、玄関先でええねん」
「寿司好きやき、月1でスシロー連れて行ってそこで話せば大丈夫やわ」
「後は俺が1人で家に帰って体調の事聞いてれば、上手くいくな」
「病気の発作での”孤独死”が怖いきな、ちょこちょこ様子は見に帰るきな」
美蕾「うん、分かった」
謳歌「旅行なんか一緒に行く事もないしな~美味い食い物のお土産で大丈夫やわ」
「楽な姑やと思うで」
美蕾「上手くやれそう!」
謳歌「って事で、結婚するまでポイント稼ぎする必要無いから、来んでもええやろ?(笑)」
美蕾「ええやん! 行っても!」
「謳歌ちゃんも大変な病気やし、仕事辞めて色々収入の事考えてるやん」
「美蕾と会うの部屋にしたら、お金浮くやんかぁ~」
謳歌【ふむ・・・】
美蕾「キャバクラ嬢とは家で会ってんやろ?」
謳歌「家って言うても向こうの家やで、俺の家ちゃうで」
美蕾「分かってるよ」
謳歌「言うてるやん、家にあげるって事は嫁さんになる女やって」
美蕾「どうなん? 美蕾は?」
謳歌「なにがぁ~?」
美蕾「これから先もずっと一緒に居ってくれんの?」
謳歌「嫁って事か?」
美蕾「そうやぁ~」
謳歌「ええよ、嫁になっても」
美蕾「えっ!? えっ!? ええ!?」
謳歌の口からさらりと出た言葉に戸惑う美蕾
謳歌「嫁としては、合格点に達してるからな(笑)」
美蕾「そうなん?」
謳歌「うん(笑)」
「タバコ吸わん、ギャンブルせん、料理は出来る、俺の事は理解してるみたいやしな」
「これで、半分合格やわな」
美蕾「めっちゃ簡単やん」
謳歌「そうかぁ? 俺の事を理解するのって大変やと思うけどなぁ~なんせ型にハマってないからな」
「よく言われるで、こんな人今まで見た事ない! って(笑)」
「男性遍歴が多い人にも言われるからな(笑)」
美蕾「そんなん、好きやったら分かるやん」
謳歌「それが分からんM女は多々居ったけどな~(笑)」
「お前の感性が鋭いんやろうな」
美蕾「残り半分は?」
謳歌「見てて面白いから!」
美蕾「え!? それだけ?」
謳歌「そうや、それだけや」
美蕾「そんな事で奥さん選んでいいの?」
謳歌「うむ、とても重要かな~面白いって」
「前にも言うたけど、好き嫌いで結婚を決める男じゃないって」
美蕾「うん、聞いた」
謳歌「恋愛感情も抱かんって」
美蕾「うん、それも聞いたよ」
謳歌「毎日、顔つき合わせて、色々な出来事を一緒に経験していくのにさ、つまらん奴と一緒に同じ時間を過ごしてその人生はおもろいの?」
「俺に取って大事なのは”人生がおもろいかどうか”」
「つまらん奴と一緒に過ごすなら、独身がマシよ~気を使わんで済むからな(笑)」
美蕾「私、そんなに面白いん?」
謳歌「面白いなぁ~お前みたいな思考回路の女、見た事ないわ!」
「見てて楽しいよ(笑)」
美蕾「私がバカやきって事?」
謳歌「やな、バカやもんな(笑)」
美蕾「嬉しい話かと思ったら、ちょっと待って! 酷くない?」
口を尖らせる美蕾
謳歌「お前、ただのバカじゃないやろ(笑)」
美蕾「?」
謳歌「バカな所はとことんおバカやけど、反面、思考回路の回転が速い部分もあれば読みの鋭さが抜群の所もある」
「ドジで間抜けな所もあれば、完璧な所もある」
「ワガママ、優柔不断、猪突猛進、おっちょこちょい、気分屋、マイペース、熱しやすく冷めやすい」
美蕾「全然、褒められてない・・汗」
謳歌「逆に感性の鋭さは抜群、特に美的感覚はな~ファッションは素晴らしいよね」
美蕾「えへへへ、ありがと!」
謳歌「アンバランスな能力だよね!美蕾って」
「能力値の低い部分と高い部分の振り幅が半端ないよ~ほんと”尖った個性””やと思うわ」
「普通の男性は、疲れるやろうな~日によって能力値が違うから!」
「しかも、気分屋やからな(笑)」
「なに、こいつ!? しんどって思うと思うわ」
美蕾「あ~、思い当たる節がぁ~」
謳歌「そのくせ、仕事は抜群に出来るからさ、ほんと面白い思考回路してるわ」
「だから、見てて面白い(笑)」
「人間観察してて、ここまで俺の思考を楽しませてくれる女は居らんかったな」
美蕾「謳歌ちゃんに面白いって思われてるなら、いいや(笑)」
謳歌「面白いよ、山程M女を見てきた俺やきこそ、心の余裕を持って観察出来るんやろうね」
「普通の男は、疲れてイライラすると思う(笑)」
美蕾「いいもん、謳歌ちゃんに気に入られてるなら(笑)」
謳歌「やけど、そんな美蕾の本当の部分は一緒に居りださな見えんからさ、皆見た目の可愛さに釣られて男が寄ってくるわな~」
「そうゆう部分も見てて面白いよ(笑)」
「これが俺の美蕾の評価」
美蕾「なるほどな! うん、分かった!」
「なぁ?」
謳歌「うん?」
美蕾「奥さんになる基準満たしてるなら、家にいってもいいやろ?」
謳歌【ふむ・・・】
美蕾「お願い!」
謳歌「ええよ」
美蕾「やったーー!!」
満面の笑みを浮かべて喜ぶ美蕾
謳歌「その変わり」
美蕾「その変わり? なに?」
謳歌「結婚が正式に決まる日・・」
「そうやな、婚姻届を出す日まで、俺はお前を信用せんし、あてにせんぞ!」
美蕾「ん? どうゆう事?」
謳歌「さっきも言うたやん、お前の性格よや」
「ワガママ、優柔不断、猪突猛進、おっちょこちょい、気分屋、マイペース、熱しやすく冷めやすい」
「こんな女の言葉を今から真に受けるのは”ゴメンやわ”」
「特に気分屋、優柔不断、熱しやすく冷めやすいやつの言葉を真に受けるのわな」
美蕾「あ~、確かにそれはなぁ・・」
「私、冷めたら一瞬やきな汗」
謳歌「やき、家に来るのはいいけどさ、”結婚の約束”はせんぞ!」
「それでいいなら、家に来いや」
美蕾「前に話した、彼女の席を仮予約のままって事やろ?」
謳歌「そそ」
「結婚が正式に決まるまで、俺は嫁探しを続けるきな」
美蕾「で、美蕾よりいい人が居ったらその人と付き合うって事やろ?」
謳歌「付き合うってより、婚約やな」
「恋愛せんから、付き合っても意味無いしな~」
美蕾「確かに恋愛せんなら、意味無いね(笑)」
謳歌「うむ(笑)」
「それにM女と定期的に会いだした時点で、デートしてるからな~」
「SEXしてデートもしてって、やってる事は恋人同士と変わらんきな」
美蕾「確かにね(笑)」
謳歌「付き合いだして、結婚して性格が変わるような男でも無いしな~俺」
美蕾「あ、それは分かる! 謳歌ちゃん変わりそうに無い(笑)」
謳歌「このまんまよ~」
「等身大の自分のままで生きてるからな(笑)」
「付き合っても結婚しても、このまんま~スイーツ好きなS男のままです(笑)」
「やき、今過ごしてる時間と何ら変わらん結婚生活やな」
美蕾「毎日居れるだけで私いい!」
謳歌「毎日、一緒にくっついて朝まで寝れるだけやで(笑)」
美蕾「それ最高やん!」
「毎日くっついて朝まで寝れたら幸せや」
「私、毎日ルンルンやね(笑)」
謳歌「まぁ、よう寝てるもんな俺にくっついて(笑)」
美蕾「安心するのか、すぐに寝ちゃう(笑)」
謳歌「とりあえず、家に来るのはいいけど、結婚の約束はせんきな、お前の性格はアテにならんき!」
美蕾「分かった!」
謳歌「それと、真面目な話な・・」
美蕾「うん・・」
謳歌「お前、DV彼氏と別れたらさ」
美蕾「うん・・」
謳歌「いきなり俺の所に来るんじゃなくて、ちゃんと冷静になって時間かけて考えろや」
美蕾「・・・」
謳歌「何か来年の年末は俺と暮らしたい! って言ってたけどさ」
美蕾「・・・」
謳歌「しっかり考えろよ」
「お前はまだ若い! これからなんぼでも恋愛出来るで?」
「お前の可愛さやったら、なんぼでも男選べるで?」
「俺はいつか、よくて車椅子の生活や、最悪で寝たきりになる、今はまだ自分の足で歩けてるけどな」
「どんなに否定したくてもさ、これは逃れる事のできん”現実”や」
美蕾「分かってるよ・・そんな事」
謳歌「障害年金をもらえる言うても年間200万ちょっとやで」
「嫁になる人には”大変な現実”が待ってる」
「すでに排泄障害も始まってるの、側に居って分かってるやろ?」
美蕾「ぅん・・」
謳歌「だからさ、彼氏と別れてからちゃんと考えや」
美蕾「私だって考えてるよ・・」
小さな声で答える美蕾
謳歌「果たしてその答えは、”冷静に考えれた結果”か?」
美蕾「・・・」
謳歌「彼氏のDVで辛くて泣いて苦しんでさ、側に居ってさ心を支えてくれる歳上男性の優しさに”アテられてる”だけじゃないか?」
美蕾「違うよぅ・・ちゃんと見てるもん謳歌ちゃんの事」
謳歌「ほんとに心の底から、そう言い切れるか?」
黙り込む美蕾
「彼氏と別れて1人暮らししだしたらさ、ちゃんと”冷静に考えろ”」
美蕾「謳歌ちゃんはそれでいいの?」
「美蕾が居らんなってもいいの?」
謳歌「俺はフリーのご主人様や」
「恋愛をせんフリーのご主人様やで」
「心が疲れたM女がその心を癒す為の一時の”止まり木”やで」
美蕾「知ってるよ・・そんな事・・」
「でも、結婚はするって言うてたやん!」
謳歌「こんな男でも、結婚したい! ってM女が居ったらなぁ~」
美蕾「美蕾が居るやん!」
謳歌「だから、ちゃんと”冷静に考えろ!”って言うてるんや」
美蕾を諭すようにゆっくり優しく語り掛ける謳歌
美蕾「だって、他の子に取られそうで怖いんやもん・・」
謳歌「大丈夫や、嫁さん候補が簡単に見つかるなら、既に結婚してるわ(笑)」
「15年、彼女作って無いんやで(笑)」
美蕾「そうやけどさ・・」
「謳歌ちゃんモテるから不安やもん」
謳歌「モテるんはM女限定なぁ~」
美蕾「そのM女を募集してるやん」
謳歌「なんぼモテても俺の基準を満たしてなかったら意味無いやろ(笑)」
「焦らんでいいから」
美蕾「でも・・」
謳歌「でも、じゃない(笑)」
「大変な病気やからこそ、結婚した後から、こんな予定じゃなかった!って言われてもこっちも困るしな(笑)」
謳歌「お前の心の傷が癒えるまで”止まって行けばいい”んやからさ」
美蕾「迷惑かけるかもしらんよぅ」
謳歌「もうすでに迷惑掛けてるやろ(笑)」
美蕾「ごめんな、いつも・・」
謳歌「大丈夫や、慣れてるから(笑)」
美蕾「なぁ、どこにも行かん?」
「美蕾の傷が癒えるまで、どこも行かん?」
泣きそうになる美蕾
謳歌「ああ、大丈夫や」
「どこにも行かんよ、側に居るから」
美蕾「ほんま?」
謳歌「あ、ストップ(笑)」
「ファミレスで泣くのは止めてくれ(笑)」
「俺が泣かしてるみたいやから(笑)」
美蕾「泣いてないもん」
涙袋を指差しながら、紙ナプキンを渡す謳歌
謳歌「もう溢れ出しそうですけど?(笑)」
美蕾「まだ溢れてない(笑)」
差し出された紙ナプキンで涙を拭う美蕾
謳歌「約束するから、ちゃんと考えや」
美蕾「分かった、ちゃんと考える」
謳歌「それにトラブルの事は気にせんでいいから」
「この世界で15年、400人近くのM女に会って来てさトラブルが無いわけないやろ」
「トラブルの処理能力もフリーのご主人様の必須能力や」
「M女を包み込む包容力と安心感、トラブル処理の為の猛毒と冷酷さ」
「この世界でフリーやってたら、嫌でも磨かれる能力よ」
美蕾「そうやったね、魔王さまって呼ばれてた人やったね(笑)」
謳歌「2年前まではな(笑)」
「お前、よく忘れるよね? その事(笑)」
美蕾「だって、魔王さま感無いもん(笑)」
「今じゃ、ベイビーちゃんやん(笑)」
謳歌「誰がベイビーやねん(笑)」
美蕾「謳歌ちゃん、可愛いよ」
謳歌「そりゃ、どうも(笑)」
美蕾「アブノーマルな事以外、何も知らんから可愛い(笑)」
謳歌「それが人生、それしかしてなかったきな」
美蕾「たまに可愛くて食べたくなっちゃう(笑)」
謳歌「よう分からんけどな(笑)」
美蕾「謳歌ちゃん、好き」
謳歌「ありがとう(笑)」
【こいつ、ほんまに俺の話分かってんのかぁ~?】
続く

次回、人生初の女物用品を買う元魔王さまと初めての自宅SEX
